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2025.09.06 | その他

いい家は、いいチームでつくられる。 ─ 不動産×設計×暮らし手がつむぐ住まいのかたち 

リノベーションって、
正直よくわからないまま始めました

そう話すのは、都内の
ヴィンテージマンションを
リノベーションして理想の住まいを
手に入れた施主さま。

1年間迷い続けた家探しから一転、
運命的な出会いをきっかけに
「とんとん拍子」で進んだという
住まいづくりのストーリー。


出会ったのは
「リノベーションをわかってくれている
不動産のプロ」と、
「話をちゃんと聞いてくれる
リノベデザイナーさん」、
そして信頼できるチーム。

プロに寄り添ってもらいながらつくった、
ちょっと自慢の
わが家について伺いました。

Aruhome 代表
Instagram:aru.home_ai
杉崎 愛子さん
リノベデザイナー


株式会社イーエム・ラボ
HP:https://emlabo-jp.com/
山岡 千春さん
不動産エージェント
一級建築士・宅地建物取引士
Kさん(都内勤務)
都内のヴィンテージマンションをリノベーションして理想の住まいを手に入れた施主さま。

 



■この出会いから
すべてが始まった 

「物件との出会いは、
 ご縁とプロの目利きから。」 
── 施主とエージェントがたどった“理想の一軒”までの道のり 


⚫︎もともと、中古×リノベを選ばれたきっかけは? 

Kさん  

最初は地元の不動産屋さんや大手リノベーション会社に相談していましたが、1年ほどなかなかピンとくる出会いがありませんでした。

そこで一度立ち止まって、「本当はどんな暮らしがしたいのか」「理想の間取りやデザインとは何か」を自分なりに整理してみることにしたんです。

インスタグラムや雑誌で理想のイメージを集めていく中で、「まさにこういう家に住みたい!」と思える具体的な例に出会いました。

それがaikoさんのインスタグラムだったんですね。

オンラインでご相談させていただいてからは、本当にとんとん拍子で話が進み、プロジェクトチームが組まれていきました。

⚫︎最初にこの物件を見たときの印象は? 

Kさん

ヴィンテージマンションなので古さはありましたが、エントランスにはバブル期の名残りのような鯉が泳ぐ池があり、ソファとテーブルが置かれたロビーもあって、そのレトロな雰囲気が良い意味でとても落ち着く印象でした。


お部屋自体は日当たりと風通しの良さが印象的でしたが、希望よりも少し狭いことと、築年数を考えると耐震面は大丈夫なのかなという不安もありました。



⚫︎最終的にこの物件に決められた理由は?

Kさん

一番大きかったのは、物件選びの段階で「希望のリノベーションが可能かどうか」という専門的な判断をサポートしていただけたことです。

リノベーションを検討される方は、デザイン性と機能性の両方にこだわって自分らしい暮らしを実現したいと思われると思うんですが、物件を見ただけでは、「理想のリノベーションができるか」の判断が難しいですよね。

aikoさんを起点に各分野のプロフェッショナルの方々が連携して判断材料を提示してくださったおかげで、根拠を持って安心して選ぶことができました。



~リノベ向き物件を見極める不動産エージェントの視点~


⚫︎K様にご紹介されたのは、この物件だけだったとお聞きしました。

山岡さん

そうなんです、実はこの1件のみでした。

K様とお話を重ねる中で、広さやエリアのイメージがとても明確になり、ご希望の優先順位もきちんと整理できていらっしゃったので、「それならばこの物件!」という確信を持っておすすめできました。

⚫︎リノベーション向きの物件を見極めるコツを教えてください。

山岡さん

築20年以降の物件をリノベーションすることが多いのですが、室内は全て新しく変えられるので、特に注意深く見るべきは建物の状態です。

管理体制はしっかりしているか、修繕積立金は適切に積み立てられているか、建物の構造や地盤は安定しているかなど。

築年数が古いほど心配要素も増えるため、その辺りの見極めが重要になります。

また、リノベーション派の方はつい未改装物件ばかり探してしまいがちですが、未改装物件はなかなか市場に出回りません。

リフォーム済み物件も視野に入れて、思い切ってリノベーションする!という選択肢を持つことも大切だと思います。


⚫︎K様のご希望と物件の相性はいかがでしたか?

山岡さん

K様のイメージを具現化していくと、築年数は古いけれどしっかりと管理された「ビンテージマンション」にたどり着きました。

単なる老朽化ではなく、味わいのあるおしゃれなビンテージ物件。

それがK様にとてもお似合いだと感じたんです。

■理想の住まいを
かたちにするまで  

「“こうしたい”が少しずつかたちになっていく時間」 
── プランづくりと、3者で歩んだ住まいづくりの道のり

⚫︎K様とのプランのやりとりは、どんな雰囲気でしたか?

Aruhome aiko

K様は、インスタグラムや本で丁寧に情報を集めていらして。

「こんなくらしをしたい」という想いが、とても具体的でした。

まずは、そのご要望を忠実にかたちにするところからスタートして。

「この物件で、本当に実現できるのかな?」を、一緒に考えていく。

まさに共同作業のような雰囲気でした。

物件えらびの段階から関わらせていただいて。

「リノベでやりたいことを実現できるかは、物件しだい」ということを、いつもお伝えしています。

⚫︎特にこだわった部分や、印象に残っていることはありますか?

Aruhome aiko

やはり、オーダーキッチンですね。

オープンキッチンにして、お料理や食器がお好きなK様のために。

取り出しやすく「見せる収納」を大切に、デザインを考えました。

実は解体後に、当初の間取りができないことがわかって。急遽、新しいプランをご提案したのですが。

結果的には、とても印象的で魅力的な間取りになりました。


⚫︎むずかしかった部分はありましたか?

Aruhome aiko

やりたいことをすべて実現すると、予算オーバーになってしまいます。

だから優先順位をつけて。こだわりたい部分にはきちんと予算をかけ、コストダウンできる部分は代替品をご提案させていただきました。

オーダーの洗面台をシステムタイプに変えたり、寝室の扉をカーテンにしたり。

そうしたら、抜け感と、しっかりとしたオーダーの良さが、いい具合にミックスされた空間になって。

思っていた以上に、すてきになりました。


■住んでみてわかる、
この家でよかった

「朝の光、動線のよさ、
 居心地のいい場所。」 
── 暮らし始めて実感した、設計と物件のチカラ 


⚫︎実際に暮らし始めて、特にお気に入りの部分はありますか?

Kさん

小上がりの和室と、樹齢100年の楓を使った一枚板のダイニングテーブルが本当にお気に入りです。

和室はピラティスをしたり洗濯物を畳んだりと万能な空間として活躍していますし、ダイニングテーブルはまるでパワースポットのような、家の中心的な存在になっています。

⚫︎「この家にしてよかった」と実感される瞬間は?

Kさん
  
休日の朝、リビングでゆっくりと朝食をいただいている時に、心からそう思います。

以前の住まいでは感じられなかった心のゆとりや、自然光の心地よさを感じながら、自分の「好き」が詰まった家で暮らせている喜びを実感しています。

⚫︎ご家族や友人の反応は? 

Kさん

家族やお友達も「居心地がいい」と言ってくださって、特に小上がりの畳の上でくつろいでくださる姿を見ると、まるで自分の家のようにリラックスしていただけて、細部までこだわった甲斐があったなと嬉しくなります。


⚫︎住まい手の感想を聞いて、どう感じましたか? 

Aruhome aiko

大事なお家のリノベーションをお任せ頂けたこと、一緒につくりあげた過程がとても楽しかったこと、完成した時に一緒に喜びを共感できたことが、何より嬉しかったです。

後日、お引越し後のお家に訪問させて頂いた時、自分のお家に帰るようなそんな気持ちになります(笑)。

素敵に暮らされている様子を見ると、この仕事の一番のやりがいを感じます。


⚫︎この物件の”ポテンシャル”が活かされていると感じる点は?

山岡さん

まず、正方形に近い形状のお部屋だったので、aikoさんが本当に無駄のない間取りにしてくださいました。

バルコニーがなく窓が並んでいる物件で、一般的には家具配置などが難しい条件でしたが、見事に風景を切り取って明るく心地よい空間にデザインしていただけました。



⚫︎いま振り返って「やってよかった」と思うことは? 

Aruhome aiko

洗面台を、リビング側に配置したことです。3面鏡に映るリビングが、狙っていたわけではないのですが、結果的に、広がりのある印象をつくってくれました。

小上がりの和室も。

段差が、やわらかく空間を区切ってくれるので。腰掛けたり、お昼寝したり。K様が好きなように使ってくださっているようで、とてもうれしいです。

ご提案して、本当によかったと思います。

■これから
 住まいづくりをする人へ 

「家を買う、つくる、そして暮らす」 
── 3者からの等身大のメッセージ 

⚫︎これから住まいづくりを考えている人に、ひとことアドバイスするとしたら?

Kさん

大切なのは「誰とつくるか」と、丁寧な対話だと思います。

うまく表現できなくても、まだ漠然としていても構いません。少しずつお話しすることで、イメージが具体的になってくると思いました。

わたし自身を理解しようと一緒に考え、寄り添ってくださる方々がいることで、住まいづくりの過程そのものが豊かな時間になるんだということを実感しました。

理想の住まいは、信頼できるパートナーとの対話から生まれるのだと思います。 



⚫︎改めて、中古購入×リノベーションの魅力とは?

山岡さん

「立地の良い場所に住みたい」「自分の『好き』を暮らしで実現したい」そんな想いをお持ちの方に、ぜひおすすめしたい選択肢です。

リノベーションはオーダーメイドで自分だけの空間を作れます。

物件価格が上昇している今だからこそ、とても良い選択肢だと思います。

物件価格とリノベーション費用のバランスなどもしっかりとご相談いただけるので、納得感の強い住まいづくりができるのが大きな特徴ですね。


   自分らしい住まいづくりという、選択

三人三様の想いが重なり合って生まれた、理想の住まい

今回のインタビューを通して見えてきたのは、「誰とつくるか」がいかに大切かということでした。

Kさまの「自分の『好き』を詰め込んだ家で暮らしたい」という想い。

不動産エージェントの「この物件なら理想を実現できる」という確信。

リノベデザイナーの「K様らしい空間をかたちにしたい」という情熱。

それぞれの専門性と温かな想いが重なり合って、心から「この家にしてよかった」と思える住まいが誕生しました。

   さいごに

住まいづくりって、本当にひとそれぞれだなと思います。

今回お話をお聞きして改めて感じたのは、「この人と一緒につくりたい」と思えるプロとの出会いがいかに大切かということでした。

自分の想いをしっかりと受け止めてくれる人たちと一緒だからこそ、心から「この家にしてよかった」と思える住まいが生まれる。

Aruhomeも、そんな信頼関係を大切にしながら、お一人おひとりの「こんなふうに暮らしたい」という想いを、かたちにしていきたいと思っています。

もし「自分らしい住まいをつくってみたい」と感じることがあったら、お気軽にお声をかけてください。

今日は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

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